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2010年9月

2010/09/28

スポーツドリンクかっこいい

「かっこいい」という概念が開放されたのはいつ頃のことだろう。

私の親の世代が若いころはある程度、かっこいいもの、というのは限定されていたような気がする(そう言われてるだけで実際はそんなことなかったのかな)。

「かっこいい」のとらえ方が自由になったのは、もちろん「かわいい」の概念があまりにも広義になったことにも結びついていると思う。それとは別に一周回ってかっこいいというような“いっしゅうまわって”という感覚が共感されたことと同期しているんじゃないかな。

なにしろ今や「かっこいい」が自由で、誰が何に対してかっこいいと思うかは本当にそれぞれで、その自由は侵害していけない感じが空気としてすごくある。人の「かっこいい」に文句をつけるのはとってもダサいのだ。

「かっこいい」という概念がそんな具合でけっこう複雑になっているような空気をびしびし感じるなか、私の家では3歳の息子がかっこいいことに夢中になっている。

彼がかっこいいと思うものはものすごく無防備だ。大人が人生を経て思いを何周もめぐらせて自らの中に構築したかっこいいという概念に比べて、彼の中の「かっこいい」は感動するくらい一周もしていない。

何がかっこいいかというと、スポーツドリンクのボトルがたまらなくかっこいいらしいのだ。

息子が通う保育園には遊具として空きペットボトルがあるらしいのだが、保育士の先生によると彼は先陣をきってスポーツドリンクのペットボトルを手にし、そしてそれを得意げにかかげるのだという。

はっとした。

あまたの「かっこいい」の概念の海原のなかにいる大人の私がまったく眼中に入れることができなかった、スタートラインすぎる素直すぎる無防備すぎるかっこよさが、確かにスポーツドリンクのボトルにはあった。

Sports

そういえば、絵本に「ブルートレイン」が出てきて、私が「ブルートレインが…」と読み上げると、息子は「ちがうちがう!“ブルートレイング”!」と現在進行形にしたがるんだけど、あれも息子の考える無防備なかっこよさから来てるのかもしれない。

“イング”、かっこいい! みたいな。

 

ちかごろのできごと

・生まれてもうすぐ2ヶ月の長女が知らない間にどんどん大きくなってる。が、私は24時間一緒にいるので、成長が目に見えないのだ。
 ちょっと日をあけて近所の友人や親に会うと「足が太くなったね」とか「ウーとか、アーとか声が出るようになったね」といわれて、そういえばそうかなと思う。
 一緒にいるにもかかわらず、なにか、与り知らぬという感覚。

・いつからか、夜眠れないときは食べたいものを想像することになっていることに気づいた。羊数えるより楽しいし眠れます。

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2010/09/07

こしあんは飲み物ではなかった

娘を出産してからこの1ヶ月、父母宅で生活しています。

本当は産後すぐも自宅で過ごす予定だったのだけども、信頼する整体師が「あなたのように骨盤が開きやすくてさらにゆがみやすい人は、とにかく産後はできるだけ寝ていたほうがいい」といわれ、慌てて父母宅に居候させてもらうように頼んだのだった。

父も母も働いているので結局床上げ(産後21日間)まで布団を引きっぱなしというわけにはいかなかったけれど(天然かつ働き者の夫が優しさから、朝起きるとすぐに布団を片付けてくれてしまった)、かなりだらだらした。前回のお産の後はうっかりすぐに家事をはじめてしまったので、こんなにだらだら生活するのは社会人になってからはじめてかもしれない。

そして、普段だらだらしつけない私がだらだらすると、どうしていいか分からず圧倒的にテレビに頼ることになる。働いているときには全く知らなかった新手の芸能人の名前をだいぶ覚えたぞ。

先日は、いつもは別世界の文化文脈で生きてると思っていた妹と芸能人とかテレビドラマの話ができてて、うれしかった。

私は子どもの頃テレビを見せてもらえない家で育ったので、テレビとか軽めの話題が上手にできるとなんだかクラスの話題についていけてるような気持ちでいまだに嬉しくなります。

私は以前、こしあんを「飲み物である」と公言していた時期があった。

あんこなら俄然粒あんが好きで、こしあんについて「あれは飲み物だ、粒あんこそがあんこだ」と主張していたのだ。

ゴロゴロ寝そべってテレビをみながら、その過激な主張について思い出した。思い出して瞬間で、何言ってんだそれ、と当時の主張のおかしさに気づいた。こしあんのどこが飲み物なのだろう。どう考えても食べものだろうよ。

テレビを観るかたわら、このようなどうでもいいことを思い出したりなんかして暮らしている。

そうだ、私は自分のブログをあまり読み返したりしないのだけども、ヒマなので少し読み返してみたらなんだかまあ、勢いでまくしたてるように書いて、文脈がうまくつながっていなかったり、理解しにくい文章の多いこと多いことで「キャー」となりました。

いまさらですが、この機会にさかのぼって少しでも分かりやすい文章になるように書き直そうと思います。こっそり。

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