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2009年7月

2009/07/27

腐りゆくご飯

たまに、今まさに腐りゆくご飯のことを思い浮かべるしかないじゃないか。

炊いたご飯をラップでくるんで、冷凍庫に入れるはずが、荒熱取るのでシンクの上で出しっぱなしだや! と気づいたのが一泊で外出する行きの電車の中だったのだ。「あっ!」といって、「あ~~~」だ。やたらな晴天といよいよ夏ですかという暑さ、どう考えても腐る。

冷凍庫に入れないんだったら、おにぎりにして持ってくればよかった! って、そこに気づくならまず冷凍庫に入れなさいよと思って電車の中で手をグーにした。グッ。

しかし、おかげで普段考えないことを考えた。

腐ったものというのは普通、腐った状態で出会うだろう。「すっかり忘れてて腐ってた!」みたいな。今回のように「ああ、今まさに腐っているのだなあ」と思いを巡らせるということはなかなかない。頭の片隅で腐りゆくご飯。ご飯って、どうやって腐っていくのだろう。まず酸っぱくなる? それから糸をひく? カビは生えないか。

すごく楽しい週末で、楽しい楽しいという合間に小刻みに腐るご飯を思い出していた。

と、思ってご飯どんな具合に腐ってんだろと帰り着いたら、ご飯は冷凍庫の中にきちんと入っていたのだ。

私「え? あたし? いやいや?」
夫「うそ、おれ?」
私「そうだよ、そうだよ」
夫「いやー、おれ?」
私「え? 私? いやー」
夫「俺? 俺ー?」

どちらの手柄かわからないが、でかした。ご飯を守ったことはもちろん、腐りゆくご飯に思いをはせるという貴重な体験をありがとう。

NHK教育でヨーロッパ企画「ボス・イン・ザ・スカイ」を観た。
テレビで演劇を観るのは割りと嫌いじゃない、というのがまずひとつ私としてあったからだと思うんだけど、面白かったなあ。面白かったし、ちょうどいい感じがした。

演劇をやるうえで「ちょうどいい」ってかなり難しいんじゃないか、というか、私ははじめて観た。こんなに「ちょうど」な感じって私の1996年~2003年くらいの間の観劇経験ではなかった。

ただ劇の前後を挟んでいた劇団員のトークが、なんかいい人というかおかしく無害でこれは「ちょうど」より少し針触れた感じ。

あとはDVDでクーラーつけた部屋で「崖の上のポニョ」観た。長嶋一茂がうっかり大好演。

ポニョって、ポケモンみたいに出世魚みたいになんか変化するのか。ポケモン同様、変化前の状態がかわいい。出世魚も、ブリよりはハマチの方がなんかかわいい感じするもんな。いやいや、出世魚は変わるのは名前だけだから関係ないですね。

エンドクレジットもかわいかった。

子どもとの近頃

保育園から帰るとき、トイレで用を達っさせてから帰ることになっているのだが、近頃はそれを嫌がる。「出ない! おうちかえる!」といって私のカバンをつかんで歩いていってしまう。無理にでも座らせると出るので、「出ない!」というのはなにか気分的なものらしい。

今日もトイレに誘うと「やだ!」と言ってちょっと泣きそうになっていたのだが、トイレに同級生の女の子が座っているのに気づくと(乳児クラスなので、まだ男女トイレが一緒なのですね)ニヤニヤその子を見た。そして空いていた隣のトイレに座った。

あっ! おじいちゃんだ! と思った。

母方の祖父が亡くなる直前に失語症とボケが混ざったようになってしまい、我が家で預かったことがあった。そのときの家族旅行で、祖父が大浴場の女湯に素っ裸で入ってきたことがあったのだ。

ニヤニヤした顔つき、あのとき女湯のサッシをガラッと開けた瞬間のおじいちゃんの顔にそっくりだ!

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2009/07/22

セミの死

3連休で実家に帰ったら、玄関先でセミになる前のセミが死んでいた。

今まさに脱皮して飛びたたんというところ、抜け殻が脱げた状態で死んでしまっていてとてもかわいそう。アリに食べられて、動物だったら骨だけ残った、という状態になっていた。

こういう状態のセミを見るのは人生初のことで、母も初めてだといっていたら、言っていたそばから翌日また同じ状態でアリに食べられているセミが、前日の場所から1メートルくらい離れたところに転がっていたのだった。

最近少しずつ言葉を覚えてきた2歳の子ども(先日2歳の誕生日を迎えました!)もハッとした様子だった。

「まただ」

と言った。

あ、これはもしかしてアレか。日食の関係でアレなのかしら。

そのほか実家でのこと

スリングに子どもを入れるように赤ちゃんをまあるく包むといいらしいと聞き、3ヶ月の甥っ子をバスタオルに乗せて両端を2人で持ってハンモックのような状態にしてみた。

とても気持ち良さそうによく笑う。私の子どもも羨ましいような顔をしたので、同じようにしてやった。

Baha

これを見て、

「バハマみたーい」

と母がいったのだった。

バハマってこんな感じの場所なのかい。

そのほか子どもとの近頃

家でだらだらしている時間があったので、よし数でも教えてみようかと思った。それ用の絵本があるので、指をさしながら教えてみる。

「これはリンゴだね。ひとつあるね。“いち”だよ」
「いちー」
「これは魚だね。二匹いるね。“に”だよ」
「にー」
「これはアヒルだね。三匹いるね。“さん”だよ」
「さんだるー!」
「うん、“さん”だね」

「サンダルー!」

「うん、さんひき、ね」

「サンダルー!」

わかった。わかったから!

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2009/07/13

みずる

私は非常にまじめです。といっても、それが発揮されるのは頭を使わないようなことにおいてのみ、であるのだった。

・早寝早起き
・時間厳守
・締め切り厳守

とかそんなようなこと。頭を使わなくてはいけないようなことについてはとたんに不真面目になる。そうなのだ、残念ながら、私の真面目さは小学生並みの部分でしか発揮されないようなのだ。

このあいだ、会社の社員研修に出た。色々な部署から集められた社員で受ける。これがみんなえらいきちんとまじめで驚いた。

グループワークをすれば活発に的確な意見が出るし、書き物はみなコチコチきちんとする。

自分の真面目さは、研修の開始時間に余裕をもって会場に到着するぐらいだった。あとはぼんやりだ。研修中のメモを見たらこう書いてあった。

 世の中のことはみんなに任せて、私は駅前で菓子パンを配ろう。

なんだそれ。

でもその気持ち分かる(覚えてる)。

子どもが赤ん坊のころ知り合って仲良くなった、同じころの子を持つご近所の友達十数名で集まる会が、居酒屋「花の舞」で催された(先月末だったのでもうかなり日はたっちゃったけど)。これ、今年の1月に第一回が開催され今回は「セカンドシーズン」という触れ込みでの召集だった。

正直、不安だったのだ。

参加した人々が「伝説」「奇跡」と語り継ぐくらい一回目が楽しいものだったので、それを越えて楽しくなるということはまずないだろうと思っていた。「続編はイマイチだって相場が決まってる」(映画「スクリーム2」より)だ!

でも大丈夫だった。大量にビールを飲んだので正直何を話したかほとんど覚えてないんだけど(ぼさぼさ頭で行ったら会場に入るなり「なに? プール行ってきた?」とからかわれたのを覚えてるぐらい)誰だったか、突然でかい声で「私、手から金粉 出んだ!」と言って手のひらを見せていたことは、なんの拍子か一週間後ぐらいに思い出した。

「スクリーム2」で続編の方が面白いって言われていたのはなんだっけっか。「エイリアン」か?

子どもとの近頃

言葉がどんどん広がっていくのがただただ面白い。去年ぐらいまで「あーあー」としか喋っていなかった人がさっきはソファと壁の間を歩きながら「せまいよー」とか言っているのだ。

でもたまに何を言っているか分からない言葉もあって、あ、この感じ知ってるなと思うと、ことばの通じない外国人と話をしているときの感じとまったく同じなのだった。

「ねーねー、みずる!」
「みずる?」
「うん。みずる」
「あ、水?」
「うん。……?(水じゃないらしい。首をひねる)」
「水じゃないのか? みずる……なんだろう」
「みずるー! みずるー!(身振り手振りをする)」
「えー? わかんないなー」

結局みずるは何からず、なあなあのまま次の話題に流れました。

Mix

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2009/07/07

隣のおばあさん

隣の家にはおばあさんが一人で住んでいた。85歳は軽く超えている、もしかしたら90代かもしれない。

私が子どもを抱えて歩いていると子育てについてハキハキ色々教えてくれた。1歳前はできるだけ病気はさすな、言葉は遅くても気にすんななど。散髪や買い物に行くのだといってよく外を歩いて出かけるのを見かけたし、大変にお元気な方だと思っていた。

ある日、警官が家に来た。初めてのことだった。すわ、と思った。事件か。となりのおばあさんの姿が何日か見えないのだという。警官の肩越しに、心配そうに隣家をながめる中年の女性がいた。その方の通報のようだった。

さて、今日。メールが届きました。このブログをかなり以前からよく見てくださっているという方からで、10日以上更新がないようですが大丈夫ですか、お元気ですか、10日なかったら連絡しようと思って今日を迎えましたといった、私の安否を心配する、まさかそんな奇特な方が世の中にはいるのかという驚きの内容だった。ありがとうございます! 大丈夫です! 元気です!

あ、と思った。私いま、あのときの隣のおばあさんみたいだと。

おばあさんは無事だった。姿が何日か見えないというのは、通報した女性とすれ違いがあっただけで、いつもどおり毎日散歩もしていたし、元気だったのだ。

それが3、4ヶ月前の話で。

先月、突然ヤカンの空焚きをやってしまったとかで老人ホームへ移られた。なので、今はいない。ご挨拶もできず、そのことは引越しのあとしばらくして聞いた。

さみしいなあ。

かぞくのはなし

おとといあたりに保育園から短冊が持たされた。どうやら、願いを書いてもっていくと園の笹にさげてくれるらしい。七夕ですね。

深くは考えず、適当に子どもの健康を祈るようなことを夫に書いてもらった。朝のばたばたで私が書けなかったのだ。夫は願い事のほかに、子どもの園でのマーク(靴箱や着替えの箱などに目印として張られるマークがあるのです)である「ヘリコプター」のイラストも入れようとしているらしかった。

書きあがったら、でんでん虫になっていた。

Denden

ヘリコプターを練習しているうちに、でんでん虫になってしまったとのことでした。

Denden2

あと、子どもがでんでん虫のことを「でんでんむしむし」というんですよ! なんだそのかわいさアピールは!

私の安否を世界に知らすべく、もっと更新しようと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

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