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2009年2月

2009/02/24

誰もいない銀行

なんと! 休日の銀行に入った!!

誰もいない銀行。従業員入り口から入る。鉄の柵を通って入った従業員入り口の脇にはずらっと営業用と思われる電動自転車が並び(この近所は坂が多いのだ)、逆側には表を掃くための ほうきや ちりとりがたくさんきれいに下げてあった。

警備員さんに名前を告げると丁寧に案内してくれる。こちらからお入り下さいといわれて開けられたドアの先は、なんとお金を降ろしたり預けたりなんかする受付カウンターの内側だった。普段銀行に来るとカウンターごしに忙しくする人々を眺めるが、その人たちが忙しくしている場所にいるのだ。わー。

つぶさに観察したかったけど警備員さんの手前怪しいそぶりを見せるわけにはいかず、おとなしく通りすぎた。未決・既決の箱が透明でやけにでかかったのだけ見届けた。

いろいろの申込手続きを平日にできない人のための「休日相談会」というのに行ったのだが、まさかあんなザ・裏から入れてもらえるもんだとは知らなかった。

手続き自体は接客用の小部屋で行われたため見所はなかったのだが、いろいろあってなんと2時間半もかかってしまったためにさすがにしまいに連れてきた子どもが飽き、外に出せとドアノブをつかんでくれたため(でかした!)、2度誰もいないシンとした銀行を堪能することができた。

為替なんかを買ったりする相談簡単なパーテーションがある受付窓口に出たり入ったりしたり、貸金庫めがけて走っていったりする子どもを見て、なんとなく「地下鉄のザジ」を思い出したんだけどそんな映画じゃなかったっけっか。

家族で来ることもないかと思ってもいたが、いやむしろここへ家族で来なくてどうするというレジャーだった。

久々に原美術館へ行ってきた。ジム・ランビー展はおそるべきかっこよさ。ベッドのマットレスを茶色に塗って高々と壁に貼りつけて、そのマットレスから茶色の塗料がだらだら流れてるのだ。これがかっこよくなくてなんだ。いや、かっこよくないと困る。自宅だったら困る。うわ、本当困るね。

レストランでは週末限定のワインボトルがついたオードブルとデザートのセットが12時ちょいすぎにして私たちの前のお客で売り切れ。ボトルはフルボトルとハーフが選べるのだが、なんだかみんなしてフル1本あけてた。

休日の昼前に来てかっこいいもの見て、お昼になったら芝生の広場を眺めながら何か食べながらワイン1本飲む場所。天国だ。

美術館の帰りに子どもが寝たのでこっそり品川駅構内のゴディバに行って、初めてショコリキサーというチョコの飲み物を飲んだがこれが噂以上の甘さでひるんだ。美味しい! でも、甘いぞ甘いぞ甘いぞ!

普通になみなみコップ1杯あるのだが、あんなに甘かったら会社とかの無料お茶の紙コップくらいで十分じゃないか、いや、あれだ、エスプレッソ用の縮尺間違ってるみたいな小ささのカップあんじゃん、あれでぴったりだ。と店側に提案したくなる甘さとボリューム。

夫も甘いものは好きなので別にアイスクリームを買っていたが、分け合ってなんとか2人でやっつけた。疲れた。

甘いものを食べると疲れが取れるというが、すごく甘いとどっと疲れるということが判明した。

子どもとの近頃

・言葉が増えつつはあるのだが単語のうちの1音しか発音できないことが多い。ゾウは「ぞ」、キリンは「き」だ。木も「き」と言っており、早くも言語の広がりに限界が出ている。そろそろなんとかしないと日本語の音は50音ぶんしかないよ!

・ハンバーガーの絵のTシャツを着ていた。どうもよくもぐもぐ口を動かしているなあと思っていたら、そのハンバーガーの絵をつまんでは口にもっていき租借しているのだった。幸せな人だ。

・その後、きみも食べたまえと誘われて私も子どものお腹のハンバーガーにかぶりついたら喜んだ。ありがとう、私も幸せよ。

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2009/02/17

玄関に人が立っている

土曜の昼過ぎ、洗濯をたたみながら夫が子どもと外出から戻るのを待っていた。たいてい、普段は家の鍵をかけておくのだがこの日はうっかり開いたままで、ガチャっと玄関の扉が開く音がしたのでおや帰ってきたかなと思い「おかえりー」と玄関をのぞくと、もじゃもじゃ頭の男が片手に鉄のバケツをぶら下げて立っていたのだった。

すわ。

人生にそうそう使うことのおとずれない「すわ」であった。もちろん見ず知らずの男性ということではなく近所に住む友人で、続いてこれまた近所に住む別の友人もいて、慌てて「まあ入れ」そして「まあ飲め」とビールを差し出すのだった。

ゲリラ訪問の2時間ほど前に「いま何してんの」と電話があって、「いや、とくになにも、よければ来れば?」的なやりとりがあったとはいえ、それから何の連絡もなく玄関のドア開けてやってくるとは、しかもバケツ片手ってなんだ。やりおった。

人が突然訪ねてくるというのはいつぶりだろう。中学ぐらいでそういうことがあったろうか。携帯電話の普及でいまや子どもでもそういった体験をすることはないかもしれない。近所に住んでるんだしいつでも来てくださいよ、連絡しなくてもいいからさ、と思っていた方々ではあったが、まさか本当にいつでも来るとは。嬉しすぎました。

そんな私たち3人が背中を丸めて居間のちゃぶ台でつまみもなくただビールを飲んでいるのを帰ってきた夫が発見し、ビールだけじゃアレだから何かお出しせねばとつまみを買いにまた出て行ってくれたのだが、その夫を待つ間にゲリラ訪問したその友人がつぶやいた一言がまたすごくて、あれこの人天才なのかなと思わされた。

「いま帰ったら面白いかな……」

お願いだからいて!

子どもとの近頃

小さなボールを放るのにずいぶん執心しているが、放る前にぐっと溜めの時間があるのが面白い。野球のピッチャーが球を投げる前のように上半身をかがめてボールを持つ手を後ろに構えている。

しばらくしてかけ声とともに投げたボールは遠くへ転がることもあるが、割と手からすべって足元に転がってる。この際のかけ声「ポー!」を、母親としては評価しています。

ベネッセから届くダイレクトメールが脅迫状だ。知育教材の定期購読をすすめるダイレクトメールなのだが、「これを読めば歯みがきはうまくいきます!」「育児にはコツがある!」など、あおりの文がものすごく心をつかんでくる。ついつい読んで、うわあ、すごいなあ。いいなあ、と思うが、強すぎるコピーなだけに購読しないと育児が失敗するような気分にさせられるのだ。

購読しないとどうなるか、わかってるんだろうなと揺さぶってくる。

送られてくる最初のうちはなんとなく目を通していたが、あまりの脅迫の度合いに怖くて最近は読めていない。友人は、結局その力に負けて購読してしまったそうだ。「あの恐ろしさに勝てなかった」と言っていた。

今はまだ強風の中、木にしがみついて耐えている状況だが、この先私もどうなってしまうか分からない。

しかし、友人によると購読してもその先にあるのは「オプションを付けて子どもの力をもっと伸ばそう!」というさらなる揺さぶりなのだそうだ。うわあ。

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2009/02/09

変な帽子

前回お知らせした偶然手に入れた4万円ですが、気付いたらなくなっていました。呆然。4万って知らない間になくなるような金額じゃないだろうよ。どうしたんだ。だ。だ。だ……(消え入るように)。

何かこれといった使い道があったか、ちょっと思い出してみよう。

・法事でタクシーに乗った
・夫が免許を更新した
・寿司

それぐらいしか本気で覚えてない。4万もらったから寿司でも、と奮発した以外は日常を生きていただけだ。気をつけないとお金はほんとすぐなくなるってことが改めて実証されました。みんなー、気をつけて!

ちかごろのこと

毎年近所で行われる国際交流フェスが今年もあったので行ったのだが、エジプトブースがすごかった。各国ブースは料理を売るところとおみやげ物などをならべるところとさまざまで、エジプトはお土産を紹介していた。

目玉商品はファラオの仮面がいっぱいに描かれた3畳ぐらいのじゅうたんである。今思い出してもあれは買うべきだったと思ってしまうほど欲しかったのだが、どう考えてもいらないので思いとどまって本当に良かった。そのほかもエジプトっぽい壁画柄のエコバック(黒字に銀でプリントしてある)やファラオが箔押ししてある財布とかが売ってた。全部かっこよくてすごい。

そういえばここのところ、「お土産」に心奪われる。外国の地名の入ったTシャツは小さな子ども向けのサイズであればほぼ迷わず買っております。地名シャツのあの独自の間抜けさよ。

こどもとのちかごろ

子どもが行っている保育園に、変な帽子がある。

派手な色の台形のキルティングの布を2枚縫い合わせただけのもので本来帽子ではないのかもしれないのだが、迎えに行ったときに保育室を覗くと園児のうちの誰かしらがかぶっているのだ。

かぶっていることを忘れることもあるようで、帽子の変さには全くおかまいなしにかぶったまま別の遊びに夢中になっていたりする。それにしても変だ。形としては帽子ではない。ただ頭にかぶるにはちょうどいいサイズではある。実際あれは何なんだろう。本当に帽子なのだろうか。変な帽子というおもちゃなのだろうか。

歌などにあわせる手拍子、これまでデタラメだったのがだいぶリズムに合うようになってきた。これはと思い、面白半分で揉み手を教えてみるとちょっとリズムを外しながらも微妙に手を揉み合わせながら手拍子する。

そのうち揉み手で手拍子をするときに教えているわけでもないのに、手拍子のリズムに合わせて腰を落として歩くようになった。そしてなぜかちゃぶ台の周りを回るのだ。

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2009/02/02

偶然4万もらう

こんなことがあるのかと驚いてどうしていいか分からなくなり、やたらに重い荷物が引っかかって子どもの重みだけでは耐えられず真後ろにひっくり帰りそうなベビーカーを押していてしかも雨風強い中にもかかわらず帰り道を遠回りして酒屋に寄ってビールを2本買った。

というのも、だ。ざっくり言うと10年ぶりに偶然会った知人が4万くれたのだ。

会社から翌日の仕事に必要でかなり重い荷物を持ち帰った。同僚が半分持つと言ってくれたのを、いや大丈夫ですからとなぜか頑張って持って帰ってきた荷物だった。

これがあまりにも重いので、少し早めに退社して一旦自宅に帰ってから子どもを迎えに保育園に行こうと思っていた。のだが、電車が遅れて駅についてみると自宅に戻っている時間がない。

保育園に行くには少し時間に余裕があるし、重い荷物で疲れたのでちょっと駅前の本屋にでも寄ろう。普通だったら時間が余っていてもさっさか保育園に行ので、こんなことは初めてだった。

その本屋にいたのだ10年ぶりの知人が。

びっくりするぐらい変わってないのですぐ分かった。はいてる靴も、着てる服も、髪型も変わってないので驚いた。人間てこんなに変わらずにいられるもんなのか。だって10年だぞ。

声をかけたら向こうも当然驚いた様子で、なんでここにいるのかと尋ねるとある人のライブを観に来たんだそうだ。この駅に降りたのははじめてといい、いま住んでいるのは埼玉の所沢って。遠い!

で、4万だ。突然「おれ、おまえに4万借りてんだよ」って、まじですか、いや、いいですよ、だって全然覚えてないし、しかしなんで4万も人に貸してたんかね、え、じゃあ、いつでもいいから送ってよ、現金書留で、いや、送ってっていうのも変だな。などと慌てて名刺(くらいしか渡すものがなかったのだ)を渡したのだが、「いま返すよ」と向かう、銀行へ。

目の前でおろしたお金は銀行の封筒に入れて渡された。4万。40,000。ひょんまん!!!

出合った偶然にもびっくりだが、人生に4万ボーナス入った方によりびっくりだ。そんなわけで、どうしていいか分からず保育園の帰りに無理やり酒屋に寄ったのだった。

で、翌日会った方に勇んでそのことを話すと、「とにかく車に気をつけろ」とのアドバイスをいただいた。ラッキーすぎてひかれんぞ、と。

そんなもろもろが週末の話で、あけて今日の月曜。財布の中に2日前に期限が切れた近所の薬屋の500円券(福引であてたやつ!)が見つかった。

悔しすぎて会社ではあったが叫んだ(本当に叫んだ。あとで同僚にうるさかったと言われた)。けれど、もしかしたらそれで4万のバランスをとったのかもしれない。ひかれずにすんだのかもしれない。

こどもとのちかごろ

とにかく歌が好きだ。歌ってやると歌い終わった頃人差し指を立てて「もう1回!」とせがむ。

リクエストにお応えして歌うのだが、体感的に50回ぐらい繰り返したところで(あくまで体感的に。実際は多分10回くらい)まだ「もう1回!」とするのでさすがに、「もうおしまい!」と強制終了させると、「もう1回!」と立てた人差し指のやり場に困ったのか、鼻に突っ込んだ。

そして笑った。

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